ブラックバード選手心構え


(1)打者

① 自分に合ったタイミングを覚えること。
② 自分に合ったストライクソーンを持つこと。
③ 自分自身で打撃フォームを完成すること。
  (グリップ⇒手のひらで握らない・スタンス・ステップ・スイング)
④ するどいスイングを心がける。
⑤ ゴロを打つ努力をする。
⑥ 投手に打ち返すよう努める。


●打者の診断
① 自分のストライクソーンを知っているか。(素振りで身につける)
② 手首が柔らかいか。(風呂でトレーニング)
③ ボールに対して、水平なスイングをしているか。
④ 軸足がしっかりしているか。(キャッチャー側)
⑤ 踏み出しのバランスがとれているか。
⑥ ボールを最後までみきわめているか。
⑦ ヒッチしたりバットをさげていないか。(構えた手の位置)
⑧ バットを体から離してスイングしていないか。
⑨ スイングのとき、腰はひらいていないか。
⑩ 打つ気があるか。
⑪ どの方向にも打てるか。
  (インコースはベースより前で、アウトコースはベースの上でポールを捕らえる)
⑫ 精神的に強いか。


(2)投手

① 投手は勝敗の80%を握る。
② 投げようとする一点に集中する。
③ 四球を恐れてはいけない。
④ ヒットを打たれることを恐れてはいけない。
⑤ コントロールを身につけること。(速球にこだわるな)
⑥ 肩の力を抜くこと。
⑦ 正しい握りを覚えること。
⑧ 5人目の内野手である。
⑨ 各イニングの先頭打者を打ち取ること。
⑩ 常にストライクで勝負すること。
⑪ 強い肩を作ること。(連投・バッティング投手)(腕を強くふる)
⑫ 自分のペースに引込むこと。

 

(3)捕手

① キャッチャーは守備のカナメであることを自覚すること。
② 各ポジションの指示を怠らないこと。
③ 声は、外野までよく聞こえるよう腹から大きな声を出すこと。
④ ピンチの時は間合いを十分とること。
   (投手に牽制球を要求する。ベースの前に出て内野・外野に指示するなど。)
⑤ 投手が投げやすいようグローブは立て、大きくかまえること。
⑥ ワンバウンドのボールは両ヒザをつき体で止めること。
   (体が横を向かないように。)
⑦ 二塁盗塁のときは、左足ワンステップで耳の後ろのから素早くベースの内側を

  ねらって投げること。
⑧ 三塁盗塁のときは、右足を大きくステップし打者の後ろからベースの内側を
  ねらって投げること。
⑨ フライがあがったら、中腰のまま(ヒザを伸ばさない)真上を素早く見る。
⑩ 投手のリードは強気で。
⑪ 二塁ベースから右の打球は1塁カバーに入ること。
⑫ 一・二塁にランナーがいる時は腰を上げ、盗塁にそなえること。


(4)内野手

① つねに声をかけ合い、守備体系の確認をすること。
② 守備をしていても守りに入らず、積極的なプレーを心がけること。
   (守りは攻撃である。エラーを恐れない。)
③ 投手がモーションに入ったらカカトを上げ、素早く動けるよう準備すること。
   (打球方向の予知は、バッターが打つ瞬間、投球した方向ヘワンステップする)
④ ゆるいゴロは、ダッシユして投げる体制で捕球すること。
⑤ ゴロの処理は、ショートバウンドで捕球するよう心がけること。
⑥ 自分の打球でなくとも、打球方向に必ず走って動くこと。
   (ベースカバー、中継プレーを怠らない)
⑦ 送球する時は、投げる方向にステ・ップすること。
⑧ 送球する時は、思い切り腕を振り切ること。
⑨ フライがあがったら大きな声をかけ合うこと。
⑩ タッチプレーは、足元にタッチし手を大きく上げ審判にアピールすること。
⑪ ランダンプレーは、走者を全力で追いタイミング良く送球すること。
   (ボールを捕球したら直ちに投げる手に持ち替え、投げる相手にボールを見せ送球すること)
⑫ ランナーのケンセイに努めること。


(5)外野手

① 走っている走者の前方にボールを投げる。
② フライは肩より上で捕り、ヒジ、ヒザに余裕をもって捕球すること。
③ ゴロの捕球は、体の中心で止めることを心がける。
④ 自分の守備範囲を知ること。
⑤ カバーを怠らないこと。
⑥ 声をかけあうよう心がけること。
⑦ ボールの落下点へ早く行くこと。
⑧ スローイングはオーバースローで投げること。
⑨ 中継に素早く正確に返球すること。
⑩ 投手がモーションを起こしたら、スタートを切れるようすること。


(6)走塁

① 一塁に走るときは、ボールを見ない。(駆け抜ける)
② 走者になったら、つねに次の塁を狙うこと。
③ 走者になったら外野手の守備位置を頭に入れておくこと。
  (浅いか、深いか、右寄りか、左寄りか)
④ 常にアウトカウントを頭に入れておくこと。
⑤ 塁を回るときは、スピードを落とさず回ること。
⑥ スライディングは、思い切り良く滑ること。(中途半端はケガの元)
⑦ 盗塁は投手から盗む。(投手の癖をつかめ)
⑧ 打者、走者は、いかなる打球でも全力疾走すること。
⑨ リードは投手がプレートについてからすること。
⑩ 常にボールのある場所を確認し、目を離さないこと。


(7)サインの受け方、見方

① 打者は打席をはずして見ない。
② 走者はベース上で受けること。
③ サインが出たら相手に気づかれるな。
④ 次のプレーを余地してサインを受けよ。
⑤ 見るチャンスは相手が見てない時。
   (バッターボックスに向かう時、ファールなどの時、捕手から投手に返球の時等。)

 

(8)コーチャー

① サインを理解し的確にランナーに指示すること。
② 自分がランナーになったつもりで相手守備体系を把握しておくこと。
③ 投手の牽制球のクセを盗みランナーヘのアドバイスをする。
④ 一塁コーチャーは、外野に飛んだ打球にたいしては腕を大きく回しランナーに
  指示すること。
⑤ 一塁コーチャーは、ファースト悪送球にたいしても二塁に行けると判断したら腕
  を大きく回しランナーに指示すること。
⑥ 三塁コーチャーは、送球を見極めスライディングの方向を指示すること。
⑦ タッチアップのバック・ゴーの指示をすること。
⑧ 三塁コーチャーは、一塁、二塁ランナーのベースランニングを指示すること。

 

(9)べンチワーク

① 攻守の交代は、スピーディに行う。
  (リズムを良くする。集中力を絶やさない。)
② 選手を送り出すときは、大きな声で。
  (頑張っていこうぜ。集中していこうぜ。楽にいこうぜ。など)
③ 選手を迎えるときは、拍手で。
  (ナイスプレー、ドンマイ、ドンマイ など)
④ 試合の流れをつねに見ておく。
⑤ 攻撃時は、バッター・ランナー・コーチャーに積極的に

 

 

※上記は、ブラックバード 尾井川コーチ が作成した資料を復刻させました。

 資料のダウンロードは、こちらから出来ます。